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2016.02.26

東日本大震災被災地でのリフレクソロジーボランティア

2011年3月11日、日本を襲った未曾有の震災直後、日本リフレクソロジスト養成学院【REFLE リフレ】では、現地にリフレクソロジー施術を届けることが決定されました。
心のケアに必要とされるリフレクソロジー
震災直後の混乱時期ではなく、心のケアが必要になり始めるであろう半年後を目安に、震災被災地へと伺うことに決め、準備が進められたREFLEの活動。卒業生の縁があって、訪問地は宮城県女川町に。そこから3年にわたる活動がスタートしたのでした。

学院が用意した大型バスは、卒業生と学院スタッフで埋まり、現地へと出発。初めて仙台市内に入った時の光景は、とても忘れられないものでした。
リフレクソロジーだからできた活動
第一回目の活動の際には、避難している体育館や病院内、できたばかりの仮設住宅で、住民の方々にリフレクソロジーを受けていただきました。

場所を選ばず、特別な器具や薬剤、水すら使うことないリフレクソロジーだからこそ、こういった場面でも住民のみなさんに受けていただけると痛感しました。痛みを伴うこともないため、高齢の方にも安心して体験してもうらうことができました。

そして何より、手を通して伝わる包み込むような温もりと、足にリフレクソロジーを受ける方と施術者との適度な距離感が作り出す、深すぎず浅過ぎないコミュニケーションが、施術を受けて下さる方にとって一時でもホッとできる瞬間を作り出すことがあるようです。
活動を通して・・・
「どうして自分だけ生き残ったんだろう」施術を受けながら、そんな言葉を吐き出した80代の女性の方、「これから先を考えると息苦しい」と無表情につぶやいた男性の方。住民同志は、全員が被災しているので、自分だけが辛い気持ちを言うわけにはいかないといった気持ちが、みなさんの心にフタをしてさらに苦しめているようでした。「違う地域から来た人達になら、言ってもいいかな」そんな思いなのか、リフレクソロジーを受けながら一言二言お話して下さる方々が大勢いました。

「聞いてくれてありがとう」「体だけじゃなくて、気持ちも少しスッキリした」そんな風に言って下さる方もたくさんいらっしゃいました。

何かができるということではないけれど、リフレクソロジーを受けているそのわずかな時間だけでも、そんな風に感じて下さったことに、施術した卒業生のほうが感謝の気持ちをもつことができました。リフレクソロジーが体だけでなく、心のケアに適しているとされる理由を再確認させていただける活動でもありました。

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